キャリーケース(道ゴロゴロタイプ)は使わない(笑)というのは、出家の戒律みたいなものです(違うか)。
Mサイズでさえ約60リットル、40✕25✕55=55000立方センチメートル(0.055立方メートル)だそうで、過去何個売れたのだろう?と調べてみたら、販売個数は不明で、市場規模は60億米ドル超(2023年)。さらに上昇傾向。
1個100ドル(安め設定)としたら、60,000,000(6千万)個。
え、一年で???
1年間に売れたキャリーケース(Mサイズのみを想定)の空間占有体積は3,300,000立方メートル。全部積み上げて、富士山と同じ高さ(約3760m)にしたら、その裾野の直径は2.6km超--
それくらいの巨大な山ができてしまうらしい。一年で!
(※なお、計算が正確かどうかは限りなく怪しいので、「そういうことにしておきます」にしておいてください(笑))。
キャリーケースが売れ始めたのは2000年頃からだとか。以来25年間、多くの人々がキャリーケースを買い込み、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
・・・。
しかもプラスチックから、ジュラルミン、ABS樹脂へと、作りはますます頑丈路線になりつつあるとか。要らなくなったら、どうするの? リサイクルできないじゃないの。
出家の流儀としては、なるべく小さく、自分がいなくなった後にも循環できる、自然に戻せるものが望ましい。背負って運べる量と重さで旅をして、もはや背負えなくなったら、それは自分に不相応・不必要なものとして手放すべし。そんな思いでいます(小心者にして貧乏性の出家個人の見解です笑)。
だから今回もサンドイッチマン。バカでかいインドの空港を2本の足で歩いてます。これぞ人間の証。負けてなるものか・・(誰に?)。
さすがに歳を取ってリュックを背負って後ろに倒れたり、前のめりにコケたりするようになったら、その時は考えます。
それまでは、思い込んだら試練の道を・・(昭和生まれの出家です)。
上の物体はミイラ・・ではなく黒リュックです。詰め込んでも重さ20キロ行くかどうかくらいなので運べます。帰りは左の緑のリュックを畳んで黒リュックに入れるので身軽になります。いずれも機内持ち込み可能なサイズです。
2025年2月