個人的に覚えているのは、奇跡的に生まれてきた一人の赤ちゃん(人類にとって18年ぶり)と母親を、主人公の男性が抱きかかえながら、銃弾飛び交う廃墟と化した病院を脱出する場面。
そんなことをしていても、どうせみんなあっという間に死ぬのに。
あの国の人たちが、未来が育つという当たり前の輝きを思い出せる時代がくるのだろうかと、ふと思う。
全編どんよりと暗い(イギリスらしい)映画なのでお付き合いできる人はどうぞ
毎年インド行きの前には、百均と家電量販店に行っておみやげを買いあさる。
自分のためにはとことん出費を渋る(悩みに悩んで最後は買わない選択をしてしまうほどの)貧乏性だが、インドへのおみやげとなると、やたら悩むうえにけっこうな額の買い物をしてしまう。一年に一度だし、今年の子供たちは今年きりだし(すぐ大きくなってしまうし)。
ノブには電車(電池で走る)と飛行機(ライトが着き音が出る)を、一つに絞り切れずに二つ買ってしまった。
ラケシュとシタルには、3Dジグゾーパズルの地球儀(完成させると球体になる)、ブリタの浄水器、フィルターコーヒー(焙煎豆)、充電池セット。
アスカや近所の小さな子用には遊び道具。この点、日本の百均ショップはかなり優秀。ボール、万華鏡、キラキラシール、飛ばして遊ぶやつ(なんと呼べばいいのか)、お風呂遊具、けん玉etc.
買い込んだものをバッグに詰める。私には、あのコロコロ引きずって歩くスーツケース(と呼ぶのか)が性に合わない。背負って運べない量の荷物はそもそも運ぶべきではないという戒律(?)を自分に勝手に課している。そもそもあんなかさばるものを大量生産して、どう処分するんだ、地球の至るところに旅行ケースの山ができてしまうぞと環境への負荷も勝手に懸念してしまう。
だからずっと背負って歩けるサイズのリュック2つで旅行してきた。一つを背負って、ひとつを前に抱えて、サンドイッチ状態で移動する。2つで20キロ行かない。他の乗客の荷物を空港で見て、その巨大さ・重さに仰天する。よく海を飛べるものだと感心してしまう。
今回も2つ背負ってインドに到着。着いたその日から配り始めるのだが、意外だったのはシタルは化粧が嫌いだということ。せっかく買ってきた(といっても百均だが、それでも日本の百均はあなどれないのであるが)ネイルジェルや爪に貼るシールは要らないと言ってきた。
「シンプルに生きたい」のだそうだ。さすがラケシュの妻。 学校の先生たちにあげることに。
コーヒーがラケシュ夫妻のお気に入り。今回はフィルターコーヒーの作り方を伝授。「コーヒーは、豆を挽くところから始まって、淹れ方にも細かい作法があります。宗教みたいなものです」と、半分冗談で半分本当かもしれない俗説を吹き込みながら実演。
ブリタ(浄水器)と充電池セット(パナソニック)も喜んでいた。頭皮マッサージ用の櫛の長いブラシも(百均で売っているお風呂用品)。